金融業界におけるDX推進の動きが拡大するなか、地方銀行においても、地域経済を発展させる重要な役割を担う存在として、顧客体験向上や業務プロセスの効率化、新たな価値創造に向けたデジタル化やDXの必要性が叫ばれています。こうした動きに先駆けて、静岡銀行では、かねてより積極的なIT投資を推進されてきました。
そんななか、金融機関に求められる高いセキュリティ基準を維持しながら、DXを更に加速していくため、行内で利用が拡大するクラウドサービス(SaaS)のセキュリティ評価を高精度、かつ効率的に対応するべく、Assuredの導入を決定いただきました。
この度、Assured導入の背景や期待について、リスク統括部 オペレーショナルリスクグループ 松井 俊樹様に伺いました。
デジタル基盤の整備に取り組む
出所:第1次中期経営計画(https://www.shizuoka-fg.co.jp/pdf/ir/2023/plan_01_slide.pdf)
こうした戦略を推進するために、クラウドサービスの利用は欠かせません。実際に静岡銀行ではデジタルサービスやマーケティングなどにクラウドサービスを活用しています。また、DX推進に伴い、サービスの導入は増加傾向にあります。これらを安全に活用するため、静岡銀行でアセスメント(セキュリティ評価)を実施したうえで、導入や継続可否を決定しています。
Assured独自の網羅性の高い調査フォーマット
セキュリティ専門家による第三者評価情報が取得可能
プラットフォームという新たな仕組みで、高精度なセキュリティ評価情報を効率的・迅速に取得可能
Assuredは、クラウドサービスのセキュリティ評価情報をデータベースに集約し、クラウドサービスを利用する企業、提供する事業者を繋ぐ役割を担うプラットフォームであることから、双方で利用者が増えれば増えるほど、利便性が高まっていくものだと思います。今後はAssuredが、セキュリティアセスメントにおけるデファクトスタンダードになっていくことを期待しています。