

| 社名 | 株式会社Helpfeel |
| サービス | Helpfeel等 |
| カテゴリ | ヘルプデスク |
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課題
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活用中のサービス・機能
課題
事業成長に伴うセキュリティチェックシート対応工数の増加
活用のポイント
導入の効果
Webディレクター 日下部様:
当社はAIで疑問を自己解決するためのシステム『Helpfeel』を開発・運営しています。
Helpfeelはユーザーが思いついた言葉で答えを探せる自己解決支援型のAIプラットフォームです。私はソリューションデザイン部のウェブディレクターで、受注後のお客様のFAQサイト構築を担当しています。

事業開発・プリセールス 髙畑様:
私の役割は事業開発とプリセールスの兼任です。
受注前の技術的な要件調整を担当し、そのタイミングでセキュリティに関する質問に答えています。セキュリティチェックの一次窓口は、私たちWebディレクターやプリセールスが担当します。そして内容に応じて、開発、コーポレートIT、法務といった専門チームに連携して回答を作成する体制です。

髙畑様:
事業規模拡大に伴い顧客数が増加し、必然的にセキュリティチェックシートの対応件数も増えていきました。
私が窓口を担当していた時期は、稼働工数の大半をチェックシート対応に費やし、本来注力すべきである商談の準備や同席といった活動がままならない状況だったんです。対応の効率化、あるいは依頼自体を減らす手段を講じなければ、見据えている事業成長に対する足かせになってしまうという強い課題感を抱いていました。
髙畑様:
きっかけは導入企業からのAssuredを経由したセキュリティチェック依頼でした。
利用してみるとセキュリティに関する設問項目が網羅的であることがわかり、当社のサービスのセキュリティ改善の項目としても参考にしていたんです。そして、蓄積したデータを外部開示できる「共有レポート」の機能に大きな可能性を感じました。

Assuredに登録した情報をレポート形式で展開できる『共有レポート』
この機能を活用すれば、『そもそもセキュリティチェックシート対応自体をなくせる』可能性があるんです。他のAI回答補助のツールも検討しましたが、それらは、効率化はできても人の確認が必要で、依頼そのものは減りません。根本的なボトルネックを解消できるのは、依頼数を減らせるAssuredのレポート機能だと判断しました。
日下部様:
商談中にセキュリティチェック依頼が発生した際は、営業がお客様にAssuredのレポートを案内し、参照いただく流れを組んでいます。
このフローを社内に展開する際には、営業チームに対して活用の意義を丁寧に説明しました。まず、すでにシート対応に多大な工数がかかっている実態を共有した上で、「このまま依頼が増え続ければ回答期間が2〜3倍に伸び、受注までの期間が長期化し、結果としてお客様の導入をお待たせすることになります」と伝えました。
Assuredのレポートは、私たちの業務効率化にとどまらず、お客様にとってもスムーズな導入を実現する仕組みであることを説明し、協力を得ることができました。

『共有レポート』による受注リードタイムの短縮
日下部様:
同時に、提供する情報のアップデートについても伝えています。以前は自社作成のExcelファイルを提供していましたが、公開項目の公平性や網羅性に限界がありました。
Assuredのレポートは各種ガイドラインに準拠しており、客観性と信頼性が担保されています。そのため、お客様にとっても納得感が高く、積極的に案内するようにしています。
髙畑様:
私の担当案件で、セキュリティ担当の方にAssuredのレポートを提出したところ、「御社はしっかりとセキュリティの対策をされていますね」と評価いただき、追加の質問が発生しなかったケースがありました。改めて、お客様の知りたい内容が一つにまとまっているレポートなのだと実感しました。
髙畑様:
現在は、レポートの提供によってセキュリティチェックの個別対応が発生せずに受注に至った件数をKPIとしています。
レポートの提供数、社内で発生したセキュリティチェック対応依頼数、受注案件を統合的にモニタリングしています。ある月では、レポートを提供した結果3分の1の案件は個別回答をせずに受注に至りました。期待した効果が早くも現れており、今後さらに活用を広げたいですね。

共有レポートで対応したセキュリティチェックの割合
日下部様:
セキュリティチェックに専任者がおらず、工数を大きく取られてしまい、本来取り組むべき業務に注力できない担当者がいる企業ですね。
当社も、元々はセキュリティチェックの回答内容が定まらない状態で対応を続けていました。Assuredをガイドラインとして採用することで、バラバラだった回答を統一。またAssuredのスコアの改善を目指し、セキュリティ対策の優先順位を立てることができました。セキュリティ情報の集約・改善・回答のための軸が生まれたことで、対応が効率化された実感がありますね。
日下部様:
今後の展望としては、AI回答サポート機能の利用に磨きをかけて、個別回答の対応工数の削減に繋げていきたいと考えています。ナレッジを充実させ出力精度を高めながら、社内フローに落とし込んでいくつもりです。プロダクトとしての機能拡充にも期待している領域ですね。

AI回答サポート機能の画像イメージ(特許7542771号)
FAQや過去の回答からAIが回答内容を自動で生成
髙畑様:
中長期の視点でいうと、Assuredには「サービス事業者と利用企業の共通の基準」になっていただくことを切望しています。
利用企業にとっても、自社のチェックシートを業界基準に合わせて更新し続ける負担は大きいはずです。各サービスの回答をAssuredで確認すればセキュリティの状態がわかり、利用可否を判断できる――そんな世界をぜひ実現してほしいです。
© Assured, Inc.
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