
Assuredのセキュリティエキスパート植木からは、多くの企業が悩む「管理のあるべき姿」と「効率化」のポイントを解説しました。
サードパーティ管理は「自社セキュリティ」と同列へ
最新の金融庁のサイバーセキュリティガイドラインやNISTのフレームワークでは、サードパーティ管理は単なる「ガバナンスの一部」ではなく、「特定・防御・検知」といった自社セキュリティと同列の重要項目へと位置づけが変化しています。これは、委託先リスクが自社リスクに直結する現状を反映しています。

「何から手をつけるべきか」という悩みに対し、植木はAssuredが独自で定義する「クラウドサービス管理の成熟度モデル(全28項目)」を提示。 体制・プロセス・評価手法など、自社の現状を客観的にスコアリングし、リソースに合わせて段階的にレベルアップしていくロードマップの重要性を説きました。
参加者の皆様から「最も参考になった」との声が集中したのが、ほくほくフィナンシャルグループ/北陸銀行 新谷様による特別講演です。
Excel管理の限界からAssured導入に至った経緯、そして現在の「リアルな運用体制」について、具体的な事例を交えてお話しいただきました。

以前はExcelのアンケートによるクラウドサービス評価を行っていたものの、「評価が属人的になる」「担当者の作業負担が膨大」「ユーザー部門とのやり取りが煩雑」といった根深い課題があったと新谷様は語ります。
PoC(概念実証)を経て本格導入を決定されましたが、その狙いは明確でした。

現在、システム部門のサイバーセキュリティチーム(システム子会社からの出向者3名を含む)が、少人数体制で月平均9件にも上る新規クラウドサービスの利用申請を対応されています。
「社会人2年目のメンバーもいる中で、Assuredの専門家コメントが評価の勘所を押さえるのに大いに役立っている」と、具体的な体制についても言及されました。
参加者の関心が最も高かったのが、具体的な「利用判定基準」の整備です。北陸銀行様では現在、Assuredの評価スコアを元に、原則利用可とするラインと、原則利用不可とするラインを明確化する基準案を検討されているとのことです。
あわせて、IPアドレス制限や多要素認証の必須化といった「条件付き利用」のルールや、「どうしても使いたい」という例外申請のための「担当役員決裁」フローも検討されており、そのリアルな運用案に、多くの参加者が頷きながらメモを取られていました。
講演の最後には、「利用拒否先への対応」や「定期評価の効率化」「サードパーティリスク全般への評価対象の拡大」といった、ユーザーだからこその率直な期待や要望も語られました。これもまた、アシュアードとユーザーが一体となって課題解決に取り組む本会ならではの光景でした。
特別講演の後は、本イベントのもう一つの目玉である「セキュリティ座談会」が開催されました。
各テーブルでは、他社の具体的な取り組みや悩みを直接聞けるとあって、予定時間を超えるほどの活発な議論が交わされ、まさに「情報交換会」の名にふさわしい熱気に包まれました。
本座談会で「共通の論点」となった、事前に皆様からいただいた課題や関心事を特別に公開します。これらは、ご参加いただけなかった皆様にとっても、共感できるポイントが非常に多いのではないでしょうか。


Assuredは、単なるツール提供者としてではなく、皆様の課題に寄り添い、金融機関様同士が「生きた知見」を交換できる「場」を引き続き提供してまいります。
今回、残念ながらご参加いただけなかった金融機関の皆様も、次回開催の折には、ぜひこの「リアルな情報交換の場」を体験しにお越しください。
© Assured, Inc.
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