Assured利用規約(ユーザー企業)

株式会社アシュアード(以下、「当社」といいます)は、当社が当社の保有する情報データベースを用いて通信ネットワークを介して提供する所定のAssuredサービスを利用するユーザー企業への提供と利用に関して、以下の通り、Assured利用規約(以下、「本規約」といいます)を定めます。

第1章 総則

第1条(用語の定義)

(1)Assured:プロバイダー企業のセキュリティに関する情報の登録及びユーザー企業によるセキュリティ情報の利用を目的とし、情報データベースを用いて通信ネットワークを介して提供する各種クラウドサービスを指すブランド名をいいます。
(2)Assuredシステム:Assuredの基盤となる情報データベースへアクセスするオンライン上のプラットフォームをいいます。
(3)Assuredサービス:当社が主にAssuredシステムを通じてユーザー企業に提供するサービスの総称をいいます。ただし、当社がAssuredサービスの一環として提供するサービスである限り、Assuredシステムを通じて提供されるものに限りません。
(4)Assured利用契約:本規約を契約内容として当社とユーザー企業との間で締結される、Assuredサービスの利用契約をいいます。
(5)プロバイダー企業:当社のアセスメントを経たセキュリティ情報をAssuredへ登録する法人をいいます(クラウドサービス事業者が典型的ですが、これに限られません)。
(6)ユーザー企業:当社とAssured利用契約を締結した上でユーザーとしてAssuredを利用する法人をいいます。
(7)閲覧限定ユーザー企業:Assuredシステムの無料登録を行ったうえで閲覧限定ユーザー企業として、特定のプロバイダー企業のセキュリティ情報へのアクセスのみを許された法人をいいます。
(8)チェックシート:当社がプロバイダー企業のセキュリティ情報を審査するために用いる質問シートをいいます。
(9)セキュリティ情報:当社の実施するアセスメントを経てAssuredへ登録されたプロバイダー企業のセキュリティに関する情報をいいます。
(10)アセスメント:当社がAssuredサービスとして個別具体的なプロバイダー企業へ回答を依頼する形で行う情報セキュリティに関する調査をいいます。チェックシートを用いたアセスメントを含みますが、これに限られません。

第2条(本規約の適用)

1 本規約は、本規約に同意の上、当社との間でAssured利用契約を締結したユーザー企業との間の権利義務関係を定めることを目的とし、ユーザー企業と当社との間のAssuredサービスの利用に関わる一切の関係に適用されます。

2 ユーザー企業は、本規約が、Assuredサービスを利用する一切の場合に適用されるものであり、本規約を遵守することを合意したうえで、Assuredサービスの提供を受けるものとします。

3 当社は、本規約にて定めるサービスに加えて、Assured利用契約に基づき個別に提供される各種サービス(これらは「Assuredサービス」に含まれます)の規約を定める場合があります。この場合、本規約の内容と個別サービスにおける規約(以下「個別規約」といいます)の内容に相違がある場合には、当該個別規約が優先するものとします。

4 前項に定めるほか、当社のウェブサイトへの掲載その他当社が適当と判断する方法により、Assuredサービスについて、別規約を定めることがあります。この場合、別規約に特に記載のない場合には、別規約の内容が本規約の一部を構成するものとします。

第3条(本規約等の変更)

1 当社は、変更がユーザー企業一般の利益に適合する場合、または、変更がAssured利用契約の目的に反せず、かつ、変更に係る諸事情に照らして合理的な場合には、本規約及び個別規約を変更し、または各種サービスの利用に関しガイドライン及び特約を定めること(以下これらをあわせて「本規約等の変更等」といいます)ができるものとします。

2 当社は、本規約等の変更等を行う場合、当該変更等の効力発生前に、本規約等の変更等を行う旨、並びに当該本規約等の変更等の効力発生時期及び内容について、Assuredシステムへの掲載その他当社が適当と判断する方法によってユーザー企業へ通知するものとします。

3 ユーザー企業が前項に定める本規約等の変更等の通知を受けた後にAssuredサービスを利用する場合には、変更後の本規約のすべての記載事項について同意したものとみなします。

第4条(Assuredサービス内容の変更)

当社は、Assured利用契約に照らし合理的と認める範囲内において、Assuredサービスの内容の変更をすることができるものとします。

第5条(通知)

1 当社は、Assuredサービスに関連してユーザー企業に通知をする場合には、当社のウェブサイトへの掲載、Assuredシステムに登録されたユーザー企業の電子メールアドレスに宛てた電子メールの送信その他の当社が適当と判断する方法で実施するものとします。

2 Assuredシステムに登録されたユーザー企業の電子メールアドレス宛にメールを配信した際に、当該メールの配信が第28条第1項に定める届出が行われなかったことにより不着に終わった場合であっても、当社からユーザー企業への通知は行われたものとみなし、この場合、当該メールアドレスへのメールの配信を停止することができるものとします。

第2章 Assured利用契約

第6条(利用の申込)

1 Assuredサービス利用を希望する法人(以下「申込者」といいます)は、本規約のすべての内容に同意したうえで、当社所定の申込書に必要事項を記入して当社に提出すること、または当社が提供する利用契約申込画面より当社が指定する事項を書式もしくはフォームに記入しインターネット回線を通じて送信することにより、Assured利用契約を申し込むものとします。

2 申込者は、前項のAssured利用契約の申込みにあたり、当社の要請があった場合には、当社が指定する疎明資料を提出するものとします。

3 第1項の申込みに対し、申込者が当社の取引基準に基づく審査により適格と判断された場合、当社はAssuredサービスの利用のために必要なID・パスワード(以下、「管理用ID等」という)を申込者にメール、書面ないしAssuredシステム上等当社が合理的と認める方法で通知します。この管理用ID等の通知をもって、Assured利用契約が成立するものとします。

第7条(契約期間)

Assured利用契約の契約期間は、申込書に定めるものとします。


第3章 ユーザー企業によるAssuredサービスの利用

第8条(Assuredシステム)

1 本規約に別段の定めのない限り、有効なAssured利用契約に基づき管理用ID等を有するユーザー企業はAssuredシステムを利用することができるものとします。

2 ユーザー企業は、管理用ID等が第三者に使用されないよう、自己の責任において厳重に管理するものとします。ユーザー企業の管理用ID等を使用して、Assured上でなされた一切の行為は、当該ユーザー企業が行ったか否かを問わず、当該ユーザー企業が責任を負うものとします。

第9条(セキュリティ情報の閲覧・利用のリクエスト)

1 ユーザー企業は、Assuredシステム上において、ユーザー企業が指定するプロバイダー企業のセキュリティ情報を閲覧して利用する権利(以下、「アクセス権」といいます)の付与を要求できます(以下、「本リクエスト」といいます)。

2 当社は、本リクエストがあった場合、当該ユーザー企業によるセキュリティ情報へのアクセス権付与の許否を当該プロバイダー企業に通知するものとし、当該プロバイダー企業が本リクエストを許諾した場合に、ユーザー企業へのアクセス権を付与するものとします。本リクエストに対して当該プロバイダー企業が拒否した場合、当社はこれをユーザー企業に通知するものとします。この場合、当社は、ユーザー企業に対して理由の開示を含めて一切の責任を負わないものとします。

3 ユーザー企業は、前2項によりセキュリティ情報にアクセス可能な状態となった場合、当該セキュリティ情報の評価・内容の程度にかかわらず、申込書、本規約、その他個別規約等(以下、「申込書等」といいます)に定めるAssuredサービス利用料金(以下、「利用料金」といいます)を当社に対し支払うものとします。なお、支払期限は、申込書等の定めに基づくこととし、具体的には当社が発行する請求書に従うものとします。また、本項は、セキュリティ情報に対するアクセスの有効期間経過後にアクセス権が更新された場合についても準用します。

第10条(アクセス権の付与されたセキュリティ情報の利用)

1 ユーザー企業は、ユーザー企業のアクセス権が認められたセキュリティ情報を、自己の責任において利用・管理の上、申込書等に定める内容及び方法により、申込書等に定める有効期間内に限り利用することができます。

2 プロバイダー企業はユーザー企業に対して、一度付与したアクセス権を取り消すことができます。 アクセス権が取り消されたユーザー企業は、取り消された時点におけるセキュリティ情報については閲覧することができますが、取り消し以降のセキュリティ情報は閲覧することができません。また、アクセス権が取り消された場合であっても システム利用料金はいかなる理由においても返還されません。

3 プロバイダー企業がAssuredシステムへのセキュリティ情報の登録を終了する場合、プロバイダー企業は、セキュリティ情報を含むプロバイダー企業が登録したデータの削除要否を選択することができます。当該データが削除された場合、以後、ユーザー企業はセキュリティ情報を含むプロバイダー企業が登録したデータを一切閲覧することができません。

4 ユーザー企業は、申込書等に定める方法に従い、セキュリティ情報をユーザー企業のパソコン、スマートフォンその他電子機器にダウンロードし、または紙媒体にプリントアウトすること(以下、「ダウンロード等」といいます)ができます。

5 ユーザー企業は、申込書等に定めるアクセス権の有効期間が終了した場合、直ちにダウンロード等により取得したデータを削除または復元不可能な方法で破棄するものとします。

6 当社は、セキュリティ情報の最新性・真実性・客観性が維持されるよう努めますが、当該事項に関するユーザー企業に対する保証は一切行いません。

第11条(セキュリティ情報の利用に関する禁止事項)

1 ユーザー企業は、セキュリティ情報が、当社とAssured利用契約を締結して一定の手続を経たユーザー企業に対して電磁的方法により提供される情報であって、プロバイダー企業から提供を受けて相当量蓄積されて管理されているものであることを確認するとともに、セキュリティ情報に関し、不正競争防止法第2条第1項第11号ないし第16号に該当する行為を行わず、また、第三者(ユーザー企業の役員、従業員を含みます)をして行わせないものとします。

2 ユーザー企業は、前項に掲げるもののほか、セキュリティ情報の利用に関し、以下の行為は行ってはならないものとします。

(1)セキュリティ情報をユーザー企業の子会社、親会社、関連会社を含むユーザー企業以外の第三者に開示(漏洩を含みます)し、または利用させること。

(2)当社が開示したセキュリティ情報を加工・編集・改変すること(ユーザー企業内部でセキュリティ情報を利用する場合も含みます)。

(3)Assuredシステム上のセキュリティ情報を、ユーザー企業が任意で定めるファイル・書面等に転載・保存すること

(4)その他、当社ないしプロバイダー企業に不利益・損害を与えるおそれのある方法でセキュリティ情報を利用すること

3 前項各号に該当する場合であっても、当社が書面による事前の承諾を行った場合、ユーザー企業は、当社の承諾の範囲内においてセキュリティ情報を利用し又は第三者に利用させることができるものとします。なお、当該承諾に基づき第三者に利用させる場合は、利用を許可された第三者についても、申込書等に記載された契約内容及びAssured利用契約の内容を遵守させるものとし、当該第三者の契約違反等の責任は、ユーザー企業が負うものとします。

第12条(セキュリティ情報取得の依頼及び当社の取得業務)

1 ユーザー企業は、Assuredシステム上において、Assuredシステムにセキュリティ情報を登録していない第三者(以下「潜在的プロバイダー企業」といいます)の提供する個別具体的なサービスについて、当社に対してセキュリティ情報の取得を依頼(以下、「本件依頼」といいます)することができます。なお、ユーザー企業は、本件依頼にあたって潜在的プロバイダー企業の個人情報を当社に提供する際は、適切に取得したものであることを表明するとともに個人情報保護法その他関連法令に従って取り扱うものとします。

2 本件依頼がなされた場合、当社は本件依頼を受諾相当と認めた場合には、セキュリティ情報の取得業務(以下「本件業務」といいます)を開始するものとします。本件業務に協力することを潜在的プロバイダー企業が同意してセキュリティシートへの回答を開始する前に限り、ユーザー企業は、Assuredシステムを通じて本件依頼を取り下げることができるものとします。

3 本件依頼に当社が応じず、または本件業務に潜在的プロバイダー企業が本件業務への協力を拒否した場合、当社は遅滞なくこれをユーザー企業に通知するものとします。この場合において、当社はユーザー企業に対していかなる責任も負わないものとします。

4 当社は、本件業務の遂行にあたり、当社が適当と認める方法により、セキュリティ情報の取得を完了させるよう努力するものとします。ただし、当社は、セキュリティ情報の取得の完了を保証しないものとします。

5 当社は、本件業務が完了した場合には、セキュリティ情報を取得したか否かにかかわらず、遅滞なくユーザー企業に本件業務の遂行結果を報告するものとします。

6 当社がセキュリティ情報を取得してユーザー企業に開示した場合には、当該セキュリティ情報の評価・内容の程度にかかわらず、ユーザー企業は申込書等にて定める利用料金を支払うものとします。なお、取得したセキュリティ情報の取り扱い等は、前3条に従うものとします。

第13条(知的財産権・使用許諾等)

1 Assuredサービスにおいて当社が提供又は構築するAssuredシステム、チェックシート、セキュリティ情報、ソフトウェア、コンテンツ、マニュアル(以下「本ソフトウェア等」といいます)に関する著作権その他一切の権利(以下「当社保有知財等」といいます)は、当社又は当社に権利許諾した正当な権利者に帰属します。

2 Assured利用契約の締結は、Assured利用契約で明確に許諾されたものを除き、当社が保有、支配する知的財産権(著作権、特許権、実用新案権、商標権、意匠権(それらの権利を取得し、又はそれらの権利につき登録等を出願する権利を含みます)をいい、以下同様とします)の実施、利用、使用等を許諾するものではありません。また、ユーザー企業は、当社に無断で当社が保有する商標(サービスマークを含みます)について使用等することはできません。

3 ユーザー企業は、本ソフトウェア等について、当社の事前の書面による承諾なく、複製、改変、翻案、解析、分析、逆コンパイル、逆アセンブル、リバースエンジニアリングその他これらに類する行為を行うことはできず、また第三者をしてこれらを行わせてはいけません。

第14条(禁止事項)

ユーザー企業は、本規約の他の条項において禁止された行為のほか、Assured利用契約に関し、次の各号に掲げる行為は行ってはならないものとします。

(1)当社または第三者の財産、プライバシー、肖像権、知的財産権その他の権利を侵害する行為、またはそのおそれのある行為

(2)当社または第三者の名誉もしくは信用を毀損する行為

(3)当社のAssuredシステム及びAssuredシステムに保存されたデータの滅失、損壊、盗用行為もしくはそのおそれのある行為

(4)管理ID等をユーザー企業の子会社、親会社または関連会社を含む第三者に開示、漏洩または不正使用する行為

(5)Assuredシステムのネットワークまたはシステム等に過度な負荷をかける行為

(6)Assuredサービスに関する情報、またはAssuredシステムに登録されたプロバイダー企業等のセキュリティ情報等をAssured利用契約の目的以外で収集する行為

(7)Assuredサービスに類似、または競合するシステム・製品・サービス等の設計・開発・販売等を行うこと(第三者に対してこれらを行わせることを含みます)を目的として利用する行為

(8)第三者のAssuredシステムの利用を妨害し、支障を与える行為、またはその恐れのある行為

(9)その他前各号に定める行為と同様に評価される行為


第4章 料金の支払い

第15条(Assuredサービスの利用料金)

1 ユーザー企業は当社に対し、申込書等に定める方法により利用料金を支払うものとします。

2 ユーザー企業が、当社が請求書にて指定する期日までに利用料金の支払いをしなかった場合は、支払期日の翌日を起算日とし、未払額に民法所定の遅延損害金を付して支払うものとします。


第5章 情報の取扱い

第16条(秘密保持義務)

1 ユーザー企業は、Assuredサービスの仕様に関する情報、Assuredシステムに登録されたセキュリティ情報を含むデータ・情報、Assuredサービスに関する書面(契約書、提案書、見積書、注文書、請求書等を含みます)及び当社が秘密である旨明記した情報について、厳に秘密を保持し、Assured利用契約の履行目的以外には使用せず、当社の事前の書面による同意なく、第三者に開示または漏洩してはならないものとします。

2 当社は、ユーザー企業が秘密である旨明記した情報について、厳に秘密を保持し、Assured利用契約の履行目的以外には使用せず、ユーザー企業の事前の書面による同意がある場合を除いては、第三者に開示しません。

3 前2項の規定は、以下の各号に定める情報については適用されないものとします。

(1) 開示を受けたときに既に保有していた情報

(2) 開示を受けた後、秘密保持義務を負うことなく第三者から正当に入手した情報

(3) 開示を受けたときに既に公知の情報

(4) 開示を受けた後、自己の責に帰すべき事由によらず公知になった情報

(5) 独自に開発した情報

4 当社及びユーザー企業は、第1項および第2項の定めに関わらず、法令に基づき秘密情報の開示が要求された場合、事前に相手方に通知し、可能な限りの秘密保護措置を講じた上で、必要最小限の範囲で当該秘密情報を開示できるものとします。

5 第2項の定めにかかわらず、当社は、当社のグループ会社(当社の関係会社及び当社と同一の親会社を有する会社をいいます。以下同じ)の事業運営の目的のために、サービス利用契約の存在及び契約者と当社との取引履歴等(以下「契約情報」といいます)を当社のグループ会社に開示・提供できるものとし、当該グループ会社は契約情報をかかる目的の範囲内で利用できるものとします。この場合、当社は、当該グループ会社による契約情報の利用について責任を負うものとします。

第17条(データの取扱い)

1 当社は、ユーザー企業がAssured利用に際し申込書等に記入し、またはAssuredシステムに入力したデータ(以下「ユーザー企業データ」)について、Assuredサービスの維持管理等の目的でバックアップを取る場合があるほか、Assuredサービスの提供・維持管理・改善の目的で利用することができるものとします。

2 Assuredサービスは、当社において可能な限りのセキュリティ対策のもとで提供されるものですが、万が一第三者等の悪質な行為等によりユーザー企業データあるいはプロバイダー企業のセキュリティ情報に破損等が生じた場合でも、当社はその復元・損害賠償等も含め、一切の責任を負わないものとします。

第18条(個人情報等)

1 当社は、ユーザー企業データに含まれる個人情報について、本条に定めるもののほか、Assuredサービスの提供および保守・メンテナンス業務を行う目的でのみ取得・利用いたします。

2 当社は、ユーザー企業データに含まれる個人情報および企業情報その他ユーザー企業および個人によるAssuredサービスの利用記録について、特定の個人または企業を特定できないよう適切な加工を行ったうえで、統計情報として自由に利用できるものとし、ユーザー企業はこれに同意します。

3 前二項に定めるほか、当社は、Assuredサービスにおいて取得するユーザー企業の個人情報については、当社の「個人情報の取り扱いについて」と題する規程に定めるところにより取り扱うものとします。


第6章 損害賠償・免責

第19条(損害賠償)

ユーザー企業または当社は、相手方が本規約を含むAssured利用契約に違反し、これによって損害を被ったときは、当該相手方に対して法律上相当因果関係のある損害の賠償を請求することができます。

第20条(免責)

1 当社は、本規約の他の条項で定めるもののほか、以下の各号に掲げる事由について何らの保証をせず、以下の各号に起因するトラブルの発生及び対応ないし損害について一切の責任を負わないものとします。

(1)Assuredサービスが当社サービス環境またはユーザー企業環境によらず、ユーザー企業の期待する機能またはパフォーマンスを有すること

(2)ユーザー企業によるAssuredサービスの利用がユーザー企業に適用のある法令または業界団体の内部規則等に適合すること

(3)ユーザー企業がAssuredサービスを通じて得るセキュリティ情報を含む情報・データの完全性、確実性、有用性

2 当社は、ユーザー企業によるデータ等の滅失、漏洩、またはAssuredサービスで予定されている目的以外のAssuredサービスの利用によりユーザー企業に生じた損害について、一切の責任を負いません。

3 当社は、Assuredサービスの遅滞、停止、変更、中止、廃止、または登録、提供されたセキュリティ情報を含む情報・データの喪失、流出に関連して発生したユーザー企業の損害について、本規約に定められたもののほか、一切の責任を負いません。

4 当社は、Assuredサービスがすべての情報端末に対応していることを保証するものではなく、Assuredサービスの利用に供する情報端末のOSのバージョンアップ等に伴い、Assuredサービスの動作に不具合が生じる可能性があることにつき、ユーザー企業は予め了承するものとします。当社は、かかる不具合が生じた場合は、当社が行うプログラムの修正等により不具合の解消に努めますが、当該不具合については一切の責任を負いません。

5 当社は、天変地異を含め、当社の管理外である通信回線や当社設備に属さない設備の状態について、一切の責任を負いません。

第21条(Assuredサービス提供の一時的な中断・停止)

当社は、ユーザー企業に対する事前の通知をすることなく、以下の各号のいずれかに該当する場合、Assuredサービスの全部または一部を、一時的に中断または停止することがあります。なお、当社は、緊急の場合を除き、予めAssuredサービスの中断・停止を通知するものとします。

(1)定期メンテナンスを行う場合

(2)緊急メンテナンス、設備の保守、障害対応等やむを得ない場合

(3)Assuredサービスへのアクセス過多、そのほか予期せぬ要因でAssuredシステムに負荷が集中した場合

(4)ユーザー企業ないしプロバイダー企業のセキュリティ等を確保する必要がある場合

(5)地震、台風、洪水、津波等の災害そのほか天変地異をはじめとする非常事態が発生し、またはそのおそれが生じたことによりAssuredサービスを継続することが困難となった場合

(6)電気通信事業者等が電気通信サービスを中断した場合

(7)その他運営上または技術上の理由により、Assuredサービスの提供を中断または停止する必要があると当社が判断した場合

第22条(ユーザー企業へのAssuredサービスの提供の停止)

1 ユーザー企業が以下の各号のいずれかに該当する場合、当社は当該ユーザー企業に対する事前の通知をすることなく、当該ユーザー企業へのAssuredサービスの全部または一部の提供を停止することができるものとします。

(1)申込書類または提出書類に不備または事実に反すること、またはその疑義があることが判明した場合

(2)第28条第1項各号に定める事項に変更があり、変更の手続が行われていない場合

(3)当社に対する債務が履行されない場合、または、信用状態が著しく悪化し、債権未回収のおそれがあると当社が認める場合

(4)Assured利用契約もしくは本規約に違反する行為がある場合、またはそのおそれがあると当社が認める場合

(5)所在不明または連絡不通である場合

(6)差押え、滞納処分を受けた場合、破産、民事再生、会社更生、会社整理、特別清算の申し立てを受け、または自ら申し立てを行った場合

(7)手形交換所の取引停止処分、もしくは差押え、滞納処分を受けた場合

2 本条のAssuredサービスの提供停止に伴い、ユーザー企業に損害が生じても、当社は一切責任を負わないものとします。


第7章 解除

第23条(中途解約)

ユーザー企業は、契約期間中の中途解約はできません。また、当社はいかなる理由であっても、利用料金の返還は行いません。

第24条(解除)

1 当社またはユーザー企業は、相手方が本規約をはじめとするAssured利用契約に違反した場合、2週間の通知・催告のうえでAssured利用契約の解除を行うことができます。

2 前項に関わらず、ユーザー企業が第22条1項各号に該当したと当社が判断した場合、当社は、ユーザー企業に対し、通知または催告行ったか否かに関わらず、Assured利用契約を解除することができます。

第25条(Assuredサービスの廃止)

1 当社は、Assuredサービスの一部または全部をいつでも廃止できる権利を有します。当該廃止に起因してユーザー企業その他の第三者に損害が生じた場合であっても、本規約に定めるほか、当社は一切の責任を負わないものとします。

2 Assuredサービスの一部または全部を停止する場合、当社は、廃止する3か月以上前にユーザー企業に対して通知を行います。当該廃止は、ユーザー企業に対して当該通知が送付された時点より効力を生じるものとします。

3 当社が予期しえない事由または法令、天災等のやむを得ない事由で、サービス廃止する場合において、3か月以上前の通知が不能な場合は、当社は事後に速やかにユーザー企業に対して通知を行います。

第26条(サービス廃止に伴う措置)

第23条の規定にかかわらず、本サービスの全部を廃止する場合、当社はユーザー企業に対し、廃止前に支払われた廃止日以降の利用料金を日割計算で返還します。なお、返還にかかる諸費用は当社の負担とします。また、廃止に関して当社が負う責任は、本条に定めるもののみとし、その他一切の責任を負わないものとします。


第8章 その他

第27条(譲渡・質入の禁止)

ユーザー企業は、Assuredサービスの提供を受ける権利等のAssured利用契約上の権利及び地位を、当社の事前の承諾なく、第三者に譲渡、質入れそのほか第三者の権利を設定することはできません。

第28条(変更の届出)

1 ユーザー企業は、以下の各号のいずれかに該当するときは、速やかに変更内容を当社が定める方法にしたがい当社に当該変更内容を届け出るものとします。

(1)住所または所在地を変更しようとするとき

(2)商号または屋号を変更しようとするとき

(3)代表者または事業主を変更しようとするとき

(4)ユーザー企業のAssured利用契約における登録電話番号またはメールアドレスを変更しようとするとき

2 ユーザー企業は、変更届出にあって、当社が別途必要と判断した場合には、当社が指定する疎明資料を提出するものとします。

第29条(反社会的勢力の排除)

1 当社及びユーザー企業は、相手方に対し、自ら又はその代表者、責任者、若しくは実質的に経営権を有する者が、反社会的勢力等(暴力団、暴力団員、暴力団員でなくなった時から5年を経過しない者、暴力団準構成員、暴力団関係企業、総会屋等、社会運動等標ぼうゴロ又は特殊知能暴力集団等、その他これらに準ずる者を意味します)に該当しないことを表明し、かつ将来にわたっても該当しないことを確約します。

2 当社及びユーザー企業は、相手方に対し、以下の各号に掲げる行為を行わないことを確約します。

(1)暴力的な手法による要求をすること

(2)法的な責任を超えた不当な要求をすること

(3)取引に関して、脅迫的な言動をし、又は暴力を用いること

(4)風説を流布し、偽計を用い又は威力を用いて当社及びユーザー企業の信用を毀損し、又は当社若しくはユーザー企業の業務を妨害すること

(5)反社会的勢力等である第三者をして前各号の行為をおこなわせること

(6)反社会的勢力等に対して名目の如何を問わず資金提供を行うこと

(7)第三者が反社会的勢力等と知りながら、当該第三者と取引を行うこと

(8)代表者等が犯罪行為に関連する行為若しくは公序良俗に違反するような行為、あるいは幇助すること

(9)その他前各号に準ずる者

3 当社及びユーザー企業は、自らが第1項の表明、確約に違反し、若しくは前項各号に該当する行為を行い、又はそのおそれがあることが判明した場合、直ちに相手方にその旨を通知しなければならないものとします。

4 当社及びユーザー企業は、互いに、相手方による反社会的勢力等との関係の有無に関する調査に協力し相手方から求められた事項については、客観的、合理的なものである限り、これに応じるものとします。

5 当社及びユーザー企業は、相手方が前各項に違反した場合には、何らの催告なしに直ちに、当社とユーザー企業間で締結した一切の契約を解除することができます。

6 当社及びユーザー企業は、前項に基づき契約を解除したことにより、相手方に発生した損害について、何らの責任を負わないものとします。

第30条(契約終了時の精算)

1 Assured利用契約終了に伴い、既に受領した利用料その他の当社受領金について、当社は一切返金を行いません。

2 Assured利用契約終了時点で当社のユーザー企業に対する残債権がある場合、ユーザー企業は期限の利益を喪失し、速やかに当社の請求に従って支払うものとします。

3 残債権額の算出基準は本規約に従うこととし、本規約に定めない場合は当社の請求に従って支払うものとします

第31条(契約終了時のデータについて)

Assured利用契約を終了する場合、当社はAssured利用契約の終了日の翌日以降、ユーザー企業のAssuredへ登録したデータ等その他当社がユーザー企業に提供した一切の情報を消去することができるものとします。

第32条(分離可能性)

本規約のいずれかの条項又はその一部が無効又は執行不能と判断された場合であっても、本規約の残りの規定(無効又は執行不能と判断された規定以外の条項及び部分)は影響を受けず、その後も有効なものとして存続するものとします。

第33条(Assuredサービスの譲渡)

当社は、Assuredサービスにかかる事業を第三者に譲渡した場合、当該事業譲渡に伴い、Assuredサービスの運営者たる地位、本規約及びAssured利用契約上の地位、本規約及びAssured利用契約に基づく権利及び義務並びにユーザー企業の登録情報及びその他情報を当該事業譲渡の譲受人に譲渡することができるものとし、Assuredサービスのユーザー企業は、ユーザー企業たる地位、本規約上の地位、本規約及びAssured利用契約に基づく権利及び義務並びにユーザー企業の登録情報その他情報の譲渡につき予め同意するものとします。

第34条(業務委託)

1 当社は、Assuredサービスの提供に係る業務の全部または一部を、ユーザー企業の承諾を得ることなく第三者に委託することができるものとします(以下、「本件業務委託」といいます)。

2 前項に基づき当社が第三者に本件業務委託を行う場合、法令に遵守して、ユーザー企業に不利益・損害が生じないよう努力するものとします。

第35条(準拠法・管轄裁判所)

1 本規約、Assured利用契約及びユーザー企業と当社との関係については、日本法を準拠法とします。

2 本規約、Assured利用契約又はAssuredサービスに関し、訴訟の必要が生じた場合には、東京地方裁判所を第一審の専属的合意管轄裁判所とします。

 

 

2020年11月10日制定
2022年01月25日改定
2022年02月24日改定
2022年08月01日改定
2022年12月01日改定