Assuredが志す「セキュリティチェックシート」の未来

株式会社アシュアード 代表取締役 兼 Assured事業部長の大森と申します。

この度は、セキュリティ評価プラットフォーム「Assured」のセキュリティ調査にご対応いただき、誠にありがとうございます。

Assuredは、従来の「セキュリティチェックシート」の仕組みを根本から変えたいという想いのもと、事業を展開しています。

しかしながら、この変革は当社単独では成し得ず、クラウドサービス事業者の皆さまのご協力が不可欠です。そこで、お願いの気持ちも込めて、当社の目指す方向性をご紹介させてください。

Assuredを立ち上げたきっかけは、自社グループ（Visional）内で頻繁にやり取りされる「セキュリティチェックシート」を目にしたことでした。

当社グループはSaaS事業者として複数のサービスを提供すると同時に、事業運営にあたって数百の外部サービス（SaaS等）を活用しています。そのため、「チェックシートへの回答を求められる立場」と「回答を求める立場」の双方を経験しており、年間数百件にも及ぶチェックシート対応が日常的に発生しています。

「自社の安全性を示したい」「利用するサービスの安全性を確認したい」——これら正当な目的にもかかわらず、あまりに多くの関係者負荷と摩擦が伴う現状に、強い課題意識を持ったことが事業構想の原点でした。

そもそも、安全性確認の基盤となる観点は、各種ガイドラインやフレームワークとして社会的に整備されています。それにもかかわらず、個別の調査・回答が必要である現状に疑問を持ちました。ましてや、DXやテクノロジー活用が進み、セキュリティ人材不足が深刻化する中、共通化できる部分は共通化しなければ、社会全体の持続的な発展が妨げられてしまいます。

そこで私たちは、専門家が中立的にセキュリティ評価を行い、その情報を共有できる「セキュリティ評価プラットフォーム」という新たな概念を生み出しました。

具体的には、当社に所属する監査法人・セキュリティコンサルティング会社・事業会社のセキュリティ従事者など、セキュリティ領域のエキスパートが、クラウドサービス事業者様の対策状況を評価し、その情報をプラットフォーム上に集約するサービスを提供しています（※）。
※クラウドサービス事業者様の許可なく、第三者に情報が公開されることはありませんのでご安心ください。

このプラットフォームは、クラウドサービス事業者様のご負担を軽減するだけでなく、従来、個別にセキュリティチェックを行っていたクラウド利用企業様にとっても大きな価値を提供しています。

大手企業・金融機関を中心に1,000社以上がAssuredを導入し、プロセスを構築しています。

Assuredは、セキュリティ評価情報の一元化にとどまらず、より幅広い価値提供を目指してサービスを磨き続けています。その一歩として、2025年2月13日にクラウドサービス事業者様向けのご支援強化を発表しました。

新たにリリースした機能により、Assured上に登録されたセキュリティ情報を、Assured未利用の貴社のお客様に対しても共有いただけるようになりました。

今後は、自社サービスのセキュリティ状態の把握や効率的な改善、そしてお客様との信頼構築がより円滑に進むような機能を拡充してまいります。

（詳細はサービスページをご覧ください）

最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。

Assuredは、皆さまと同じく「セキュリティチェックシート」に課題意識を持つ仲間が、その商慣習や構造を変えたいと願い、真摯に取り組んでいます。

まだ正式リリースから日は浅く、至らぬ点もあるかと存じますが、業界を変えていく「仲間」として、共感・共創の輪を広げていただけましたら幸いです。

本記事をご覧いただき、

• Assuredの仕組みや展望について話を聞いてみたい
• サービス改善に向けた提案をしてみたい
• 自社でのAssured活用を検討したい

など、ご関心をお持ちいただけましたら、ぜひ以下のフォームよりお気軽にご連絡ください。