取引先企業のセキュリティ信用評価「Assured企業評価」、
サプライチェーンの委託構造を可視化する「委託業務ツリー」機能をリリース
〜サプライチェーン全体の委託状況を把握し、委託先管理の高度化を実現〜

2026年10月28日

 

株式会社アシュアード(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:大森 厚志)が運営する、取引先企業のセキュリティ信用評価「Assured企業評価」は、委託先から再委託先の委託構造を可視化する「委託業務ツリー」機能の提供を開始したことをお知らせいたします。

本機能により、自社から直接委託している取引先だけでなく、再委託先へ連なるサプライチェーン全体の委託状況を直感的に把握できるようになり、委託先管理の効率化および高度化を実現します。

 


背景

近年、企業規模や業種を問わず、クラウドサービスの利用拡大や業務のアウトソーシングが加速し、サプライチェーンの多層化が進んでいます。金融庁の「金融分野におけるサイバーセキュリティに関するガイドライン」では、サードパーティリスク管理について、再委託先(フォースパーティ)の影響を考慮することや、重要な委託先がその先の委託先を管理できているかを定期的にモニタリングすることが示されるなど、各業界においてサプライチェーン全体を対象としたリスクガバナンスの厳格化が進んでいます。

また、当社の調査*1では、委託先の43.6%は自社内で業務を完結させず「再委託先を利用している」と回答しており、さらにその約半数が「再委託先のセキュリティインシデント等により、自社(委託先)への業務影響リスクがある」と回答しています。このように、直接の委託先のみならず、見えづらい再委託先の脆弱性を突いた「サプライチェーン攻撃」による被害リスクが深刻化しており、社会全体でサプライチェーンリスク管理の重要性が高まっています。

しかし、従来のExcel等を用いた手作業での台帳管理では、自社から直接委託している取引先と、その先にある再委託先との複雑な関係性を正確に把握・更新し続けることが困難であり、管理が形骸化しやすいという課題がありました。

こうした課題を解決するため、「Assured企業評価」では、委託先から再委託先へと連なる構造を視覚的に把握できる新機能「委託業務ツリー」を追加いたしました。

 *1 2026年7月22日 プレスリリース:「Assured企業評価」、セキュリティレポートを公開〜委託先の43.6%が再委託先を利用している実態が明らかに〜

 


「委託業務ツリー」機能の概要

本機能は、「委託業務」を起点として「委託先(サードパーティ)」、さらにその先の「再委託先(フォースパーティ)」へと連なるつながりと、各社にどのような情報を預託しているかをツリー状で可視化する機能です。ツリー上では、各社の調査スコア、公開情報スコア、インシデント発生状況が表示され、業務ごとの委託経路や関与する企業全体を1画面でご確認いただけます。

 

【本機能の主な特長】

  1. 委託構造の一枚図での可視化
    自社の取引先企業、そして再委託先へと続く委託の接続関係を、一枚の図で視覚的に可視化します。これにより、「誰が・どの業務で・どこにつながっているか」という複雑なサプライチェーンの構造を一目で明らかにできます。
  2. 「辿る・遡る」双方向からの影響範囲特定
    自社(委託元)から下流の再委託先へと辿って確認するだけでなく、特定の再委託先から上流の「自社のどの業務や委託先に影響が及ぶか」を遡って把握することが可能です。これにより、緊急時の影響範囲の特定やリスク分析を迅速化します。
  3. 継続的かつ高度な委託先管理の実現
    手作業による管理の限界を超え、変化する委託構造や再委託関係をシステム上で統合管理することで、管理工数を抑えながら網羅的で高度なガバナンス体制を構築できます。

 

(画面イメージ)